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トラウトに育てられたソウギョ<br>レンジで喰わせる。

Barskie Prudy Reservoir, Pushkino, Omsk Region, Russia

トラウトに育てられたソウギョ
レンジで喰わせる。

[ ロシア / オムスク州 / プーシキノ / バルスキエ・プルーディ ]

皆さんこんにちは。

ヴァルケイン フィールドアングラーの

ダリア・アルテメンコ(Darya Artemenko)です。

 

今回も、ロシアのオムスク州、

プーシキノにあるバルスキエ・プルーディで

白い捕食者を狙った釣行をレポートします。

この池の特徴として、ボトムには

黒い防水シートのような素材が敷かれています。

 

当日は気温21℃。

北風が5〜7m/sほど吹き、水温は17℃。

水色は濁りのあるグリーンブラウンで、

水深は場所によって1.5~4.5mほど。

釣行時間は10:00~12:00でした。

猛暑のあとに訪れた涼しさ

 

オムスク州では、1か月ほど

気温35℃近い暑さが続いていました。

その間は、さすがに釣りを少し休む必要がありました。

 

そしてこの日、

ようやく待ち望んでいた涼しさが訪れました。

この池では、その1か月の間に

新しいトラウトの放流はありませんでした。

つまり狙うのは、

すでにこの池に馴染み、

隠れ場所や安全な場所を知っている魚たちです。

 

その中から、

どうやって反応する魚を見つけるか

が今回のテーマでした。

今回のターゲットは、ベールイ・アムール。

 

英語ではグラスカープ、

日本語では草魚と呼ばれる魚で、

ここからはソウギョとして表記します。

 

ソウギョは、多くのアングラーにとって

憧れのトロフィーフィッシュであり、

とても気まぐれな魚でもあります。

 

「川のベジタリアン」と呼ばれることもある魚ですが、

そのイメージだけで植物系のエサだけを使って狙おうとすると、

間違いにつながることがあります。

 

そのお話は前回のログ

トラウトに育てられた白い捕食者

でご紹介しています。

 

現代のエリアフィッシング、

そしてルアーフィッシングでは、

狙い方を知っていれば、

ソウギョもアグレッシブな捕食者になると感じています。

表層から消えたソウギョを探す

 

暑さが続いていた間、

ソウギョを見つけるのは簡単でした。

 

群れで表層に浮いていたからです。

しかし、気温が下がったことで、

魚は表層から別のレンジへ移動していました。

 

表層に見えていた魚がいなくなった時、

その魚がどのレンジにいるのか。

そこを探すことが、とても面白い釣りでした。

ヴァルケインのルアーは、

アングラーが必要とするさまざまな状況に対応してくれます。

 

まずは表層系のルアーから入り、

少しずつレンジを下げながら探っていきました。

その中でたどり着いたのが、クーガナノSです。

 

使い始めてすぐに、

これがこの日のレンジだと分かりました。

魚はそれより下にはおらず、上にも浮いてこない。

 

はっきりと反応が出たのは、

1~1.2m付近のレンジでした。

クーガナノSが合った理由

 

同じレンジを、ほかのルアーでも通してみました。

しかし、その中でも特に

クーガナノSが魚の注意を引いた理由がいくつかありました。

 

まずは、クーガナノSの動きです。

ソウギョは、いつも積極的に

ルアーへ襲いかかる魚ではありません。

 

だからこそ、強すぎる動きではなく、

脅威に見えにくい、

追いかけやすい動きが大切になります。

 

クーガナノSは、ソウギョにとって

「危険なもの」ではなく、無理に追い回さなくても届く

軽い獲物のように見えていたのだと思います。

 

もうひとつは、スローリトリーブでの安定感です。

ソウギョは、高速で動くルアーに強く反応することが少ない魚です。

そのため、最低限の巻き速度でも

魅力的な動きを保てることが重要でした。

クーガナノSは、スローに引いても動きが安定しており、

1~1.2m付近のレンジを丁寧に見せることができました。

魚を驚かせない通し方

 

ルアーを通す時には、いくつか意識したことがあります。

まず大切だったのは、魚との距離です。

 

魚が見えたり、気配を感じたりした時は、

その位置へ直接投げるのではなく、

魚の位置より2〜3m先へキャストしました。

 

ルアーが魚の視界に入るようにしながらも、

着水や接近で驚かせないためです。

警戒心の強い魚に対しては、

ルアーを見せることと、驚かせないことの

バランスがとても重要になります。

 

次に有効だったのは、短いポーズです。

ただ巻きだけではなく、

途中で短くルアーを止めることで、

ルアーが一瞬その場に残るような間ができます。

 

この日は、そのルアーが止まる瞬間に

ソウギョがバイトしてくることがありました。

カラーとスピードの調整

 

カラーも重要でした。

この日の水色は、濁りのあるグリーンブラウン。

さらに、太陽が出たり隠れたりすることで、

水中でのルアーの見え方も変わっていきました。

 

日差しがある時は、

暗めのカラーへの反応が良く、太

陽が隠れた時にはグリーングローが効き始めました。

 

そのため、光の変化に合わせて、

タイミングよくカラーを変えることが大切でした。

リトリーブスピードとロッドの位置も意識しました。

基本はミディアムスピードをベースに、

短いポーズを入れるアプローチです。

 

特に良かったのは、ロッドティップに

軽い振動を感じるくらいの巻き速度でした。

その振動が伝わるスピードが、

この日のクーガナノSが最も効果的に動く

スピードだったと感じています。

 

ロッドポジションも重要でした。

この日はロッドを下げ気味に構え、

ルアーの姿勢とレンジを安定させることを意識しました。

余計な変化を加えるよりも、

狙ったレンジを安定して通すことが大切でした。

強くなったソウギョとのファイト

 

前回の釣行時より、

ソウギョは大きく成長していて、

今ではすぐにネットへ入れることができません。

とても強い抵抗を見せる、尊敬すべき相手です。

 

この日、最初のバイトを得た時、私は

「今日は信じられない一日になる」

と感じました。

感情があふれるような瞬間でした。

 

魚の力は、

3kgクラスのトラウトにも匹敵するほど。

平均サイズは1.5kgほどでしたが、

その引きはとても強く感じました。

 

ファイト中、ロッドが大きく曲がり込む場面もありました。

魚は桟橋の下へ潜ろうとし、

強く走り、

激しく抵抗し、

最後まで力強く戦ってくれました。

トラウトのいるエリアで育ったソウギョ。

その魚を、

エリアフィッシングの考え方でレンジを探り、

クーガナノSで喰わせる。

 

今回の釣行は、

ソウギョの新しい一面を改めて感じられる、

とても印象的な時間になりました。

 

自然を大切に。

ValkeINで釣り、魚をリリースしましょう。

[ ITEM ]

ROD:ValkeIN Break Through Zero-Verge 6’3XXXGL
REEL:Shimano Soare BB C2000PGSS
LINE:Ester #0.35
LURE:KuGa nano S 

[ INFO ]

釣行日:2026/7
天候:曇り
気温:21℃
風:北風 5~7m/s
水温:17℃
水色:濁りのあるグリーンブラウン
水深:1.5~4.5m
釣行時間:10:00~12:00

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