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トラウトに育てられた<br>白い捕食者

Barskie Prudy Reservoir, Pushkino, Omsk Region

トラウトに育てられた
白い捕食者

[ ロシア / オムスク州 / プーシキノ / バルスキエ・プルーディ ]

皆さんこんにちは。

ValkeINフィールドアングラーのダリア・アルテメンコ(Darya Artemenko)です。

 

今回は、ロシアのオムスク州、プーシキノにあるバルスキエ・プルーディでの釣行をレポートします。

 

当日は気温28℃。

南風が5mほど吹き、水温は16℃。

水色は濁りのあるグリーン系ですが、わずかに透明感も残っている状況でした。

水深は場所によって1.5〜4.5mほど。

この池の特徴として、ボトムには黒い防水シートのような素材が敷かれています。

釣行時間は12:00〜14:00。

強い日差しの中で、魚のポジションと反応を探る釣行となりました。

 

 

この人工池には、トラウトとベールイ・アムールが放流されています。

 

ベールイ・アムールとは、英語ではグラスカープ、日本語では草魚と呼ばれる魚で、ここからはソウギョとして表記します。

 

ソウギョは、昨年放流された1kg以上の大きな個体と、今年新たに放流された100g前後の小さな個体がいます。

トラウトの平均サイズは250gほどです。

【表層に浮いたソウギョ】

この池でソウギョが初めて放流されたのは昨年のこと。

今回は、そのソウギョについて多くをお伝えしたいと思います。

 

この魚には、暑くなるほど上のレンジへ上がってくるという特徴があります。

 

この日は雲ひとつない空で、太陽が強く照りつけていました。

そのため、ソウギョは群れになって水面近くまで上がり、日差しを浴びるように浮いていました。

 

小さなソウギョは、自然のままに草を食べていて、ルアーには反応しません。

しかし、この池で1年過ごした大きな個体は、行動が大きく変わっていました。

トラウトに育てられたようなソウギョ。

 

もう草だけを食べる魚ではなく、ペレットや昆虫、特にトンボ、そして小魚に強く反応する、まるで新しく生まれた白い捕食者のようでした。

 

バイトはいつも攻撃的で強く、岸まで寄せるのも簡単ではありません。

とても俊敏で、ファイトも強い魚です。

【表層ルアーへの反応】

岸際や水中の草よりも、このソウギョたちが強く反応したのは、表層系のプラグでした。

最初にバイトが出たのは、Riola。

2投目で反応がありました。

カラーはどれでも反応したかもしれませんが、この日はC213がとても魅力的に見えたのだと思います。

 

この“レーサー”のような魚をネットに入れるまで、約3~4分かかりました。

 

 

この魚とのファイトは、本当に楽しい時間でした。

水面を大きく叩くようなアクションは必要ありません。

小さく揺らしながら、少しずつ前へ進めていくような動き。

その誘いの方が、白い捕食者の注意を強く引いていました。

ルアーを変えても反応は続きました。

次に使用したのは、KuGa HF M177。

スローリトリーブに短いポーズを入れることが、この日の成功のカギでした。

 

このプラグは、魚を釣るために深く潜らせる必要はありませんでした。

表層付近で見せるだけで、十分に反応を得ることができました。

さらに、KuGa Nanoでも反応があるのか試してみました。

結果は、間違いではありませんでした。

ただし、すべてのカラーに反応するわけではありません。

M047 Glowには反応がありませんでしたが、

 

C192(Glow)Staff Color Seriesと#Silkberry(TS Oricolor)にはとても良い反応がありました。

【トラウトを探す】

それでも、私はトラウトも探したいと思っていました。

 

この池にトラウトが多くないことは分かっていましたが、この暑さなら、エアレーターや噴水の近くにいるのではないかと考えました。

そして、そこにトラウトはいました。

ただ、釣るには少し苦労しました。

 

反応するレンジを見つけるまでに、かなり時間がかかりました。

トラウトはボトムにいました。

そこで反応を引き出せたのが、Valcyanom 1.8g M207です。

すぐに正解のリトリーブが分かったわけではありません。

 

スローなズル引き、

速めのリトリーブ、

小さなリフト、

高めのリフト。

 

いくつかの誘い方を試しました。

その中でトラウトが反応したのは、小さなリフトを連続させながら、リールをゆっくり巻いていくアプローチでした。

 

ソウギョとは違い、トラウトはそれ以外の誘いにはほとんど反応しませんでした。

【まとめ】

この日は、とても興味深い釣行になりました。

短い時間でしたが、池で過ごした数時間を心から楽しむことができました。

 

暑い日差しの中で表層へ上がるソウギョ。

草ではなく、表層プラグや昆虫、小魚に反応するようになった個体。

そして、エアレーターや噴水周りのボトムでようやく見つけたトラウト。

 

同じ池の中でも、魚種によってレンジも反応も大きく違うことを改めて感じました。

 

自然を愛し、ValkeINで釣り、そして魚をリリースする。

これからも一匹一匹との出会いを大切にしていきたいと思います。

[ ITEM ]

RODS:Break Through Zero-Verge 6’3XXXGL
REEL:Shimano Soare BB C2000PGSS
LINE:Ester #0.35

LURE:Riola
LURE:Valcyanom 1.8g
LURE:Kuga HF
LURE:Kuga Nano Staff Color Series
LURE:Kuga Nano #Silkberry(TS Oricolor)

[ INFO ]

釣行日:2026/6/6
天候:晴れ
気温:28℃
風:南風 5m/s
水温:16℃
水色:濁りのあるグリーン系、わずかに透明感あり
水深:1.5~4.5m
釣行時間:12:00~14:00

[ ANGLER ]

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