Area Trout
誰にも止められない。<br>天候に負けずトラウトを追う

Klevoe Ozero, Omsk

誰にも止められない。
天候に負けずトラウトを追う

[ ロシア / オムスク / クリョーヴォエ・オゼロ ]

皆さんこんにちは。

ValkeINフィールドアングラーのダリア・アルテメンコ(Darya Artemenko)です。

今回は、ロシアのオムスク、クリョーヴォエ・オゼロでのエリアトラウト釣行をレポートします。

 

当日は気温27℃と暑く、南風が5mほど吹くコンディション。水温は19℃まで上がり、水色はグリーンブラウン系の濁りが入っていました。水深は3~3.5mほど。

暑さと濁りの影響もあり、表層にトラウトの姿は見えるものの、簡単にルアーへ反応する状況ではありませんでした。

暑い日の釣りは、スポーツアングラーにとっても、普段釣りを楽しむアングラーにとっても簡単ではありません。

それでも、このフィールドには確かにトラウトがいる。

 

あとは、その魚をどう探し、どう釣るかです。

この日は、誰にも止められないような気持ちでした。

探して、釣って、そしてリリースする。

 

そのスポーツとしての面白さを確かめる釣行でもありました。

【レンジを探る】

まず最初に必要だったのは、活性のあるトラウトがどのレンジにいるのかを探ることでした。

そこで、レンジを確認するためにHI BURST 1.6gを使用しました。カラーはゴールドベースです。

 

このフィールドでは、表層付近にトラウトの姿が見えていても、それがルアーに反応する魚とは限りません。

多くの場合、表層に見える魚はただ日差しを浴びるように浮いているだけで、積極的に口を使う状態ではありません。

数投して確認した結果、この日のトラウトはボトム、またはボトム付近のレンジで狙う必要があると判断しました。

このフィールドの魚はスポーティなサイズが中心で、平均は150~250gほど。

小型でも反応はシビアで、レンジやリトリーブスピードをしっかり合わせる必要があります。

【ボトム付近の反応】

まず選択したのは、Li-Worm Nano。カラーはLTD41 2025 DG Lime(Glow)です。

2.5mほど沈め、しっかりと振動が出るようにやや速めのリトリーブで探ると、2投目で魚をキャッチすることができました。

 

バイトはとても攻撃的で、まるでトラウトにロッドを奪われるのではないかと思うほどでした。

その後、ルアーをボトムまで沈め、小さなリフトで誘う釣りも試しましたが、残念ながら反応はありませんでした。

そこで、少し高めに跳ね上げるようにアクションを変えると、トラウトが反応し、再びキャッチすることができました。

このフィールドでは、Shine Rideも非常によく機能します。

今回選んだカラーは、LTD35 Icy Emerald(Glow)。

季節や当日の状況を考えると、このカラーとルアーが合うのではないかと感じました。

使い方は、まずルアーをボトムまで沈めてから、リフトで誘う方法です。

このフィールドでは、Shine Rideを跳ね上げ、少し待ち、もう一度同じ動きを繰り返すアプローチがよく効きます。その間、リールはかなりゆっくり巻きました。

トラウトは、ルアーがボトムに着く瞬間を見ています。そしてルアーが上へ動き出した瞬間に、強く口を使ってきます。

Shine Ride Nano M049でも同じような反応がありました。

このルアーはボトムへ落ちた時、完全に横倒しになるのではなく、テールを上げるような姿勢でわずかに揺れます。

その姿勢と微細な動きが魚を引きつけ、バイトにつながりやすいと感じました。

次に試したのは、Valcyanom 2.8gです。

私はこのルアーで釣るのが好きです。動きが分かりやすく、自分の中でしっかり理解できているルアーのひとつです。

キャスト後、ルアーがボトムまで沈むのを待ちます。その後、ロッドを45度ほどに上げ、軽いリフトを入れながら、ゆっくりとリールを巻いていきます。

Valcyanomは手元でルアーの存在を感じやすく、操作している感覚を得やすいルアーです。この釣りでは、Break Through Zero-Verge 6’0 ISS-ULを使用しました。

釣りを始めたのは午後3時頃でした。

その時間帯に反応が良かったのは、グロー系、ダークブラウン、ブラック系のカラーです。

リトリーブスピードは、極端に遅くする必要はありませんでした。

この日のボトム系ルアーでは、ミディアムからミディアムファストくらいのリトリーブスピードが最も合っているように感じました。

【雨で変わったレンジ】

釣りを始めてから1時間ほど経つと、天候が急変しました。

激しい雨が降り始め、一時的に木の下で雨を避ける必要がありました。

それでも、すぐに帰ることはできませんでした。

なぜなら、このような雨の後は、釣りがまったく違う展開になることを知っていたからです。

このフィールドでトーナメントが行われる時も、雨が降ると魚はレンジを変え、上のレンジへ上がってくることがあります。

 

今回も同じことが起こるのか、とても気になりました。そこで、もう一度レンジを探り直すことにしました。

すると予想通り、トラウトは別のレンジで反応し始めていました。

雨の後に選んだのは、Shynon 0.7g。カラーはGLT3です。

このスプーンは、狙ったレンジをキープしやすいと感じています。

ルアーが少し下がりすぎたと感じた時も、リトリーブスピードやロッドポジションを調整することで、通したいレンジをコントロールしやすいです。

 

カラーも偶然ではありません。

水面には、カラーに近い小さな葉のようなものが浮いていました。それを見て、このカラーを選択しました。

その選択に対して、トラウトはしっかり口を使ってくれました。

次に、Kuga Nanoへルアーチェンジしました。カラーは#Silkberry(TS Oricolor)です。また、M199 Glowもよく反応しました。

トラウトは、ルアーが落ちていくタイミングでも、リトリーブ中でも反応しました。

リトリーブスピードは、ミディアムより少し速いくらいが良かったです。

 

Kuga Nanoは、使っている時に必要なスピードを振動で感じ取れるルアーだと思っています。リトリーブ中に伝わる一定の振動を感じながら、その日の魚に合うスピードを探っていきました。

この感覚でリトリーブスピードを決めているのは、きっと私だけではないと思います。

【カラーを選ぶ理由】

カラー選択は、いつも偶然ではありません。

 

フィールドでトラウトが何に反応しているのか。

何を食べているのか。

周囲にはどのような虫がいるのか。

人工的なフィールドであれば、どのような餌を与えられているのか。

 

水色、時間帯、光量。

そうした要素を観察しながら、その日のカラーを選んでいます。

【まとめ】

この日は数時間の釣行で、約20匹のレインボートラウトをキャッチすることができました。

最初は暑さと濁りの中で、ボトムやボトム付近のレンジを丁寧に探る展開。

その後、激しい雨によって魚のレンジが変わり、ShynonやKuga Nanoで上のレンジの反応を拾うことができました。

 

スポーツフィッシングは、簡単であり、同時に難しいものです。

だからこそ、とても面白い。

 

釣って、リリースする。

その一匹一匹を大切にしながら、これからもトラウトフィッシングを楽しんでいきたいと思います。

[ ITEM ]

RODS:Break Through Zero-Verge 6’0 ISS-UL
RODS:Break Through Zero-Verge 6’3XXXGL
RODS:Break Through Zero-Shield 6’0L
REEL:Shimano Soare XR C2000SSPG
LINE:Gosen Answer Ajing PE x4 #0.25
LINE:Rodio Craft RC Meister Ester

LURE:HI BURST 1.6g/Shynon
LURE:Kuga Nano/Li-Worm Nano/Shine Ride/Shine Ride Nano

[ INFO ]

釣行日:2026/5/28
天気:晴れ
温度:27℃
:南風 5m/s
水温:19℃
水質:グリーンブラウン系の濁り
深度:3~3.5m
釣果:約20匹 / レインボートラウト

[ ANGLER ]