Area Trout
第5回 “Trout Area” 世界選手権 イタリア 開会式・プラクティス編

Lago Vecchio Mulino/ITALY

第5回 “Trout Area” 世界選手権 イタリア 開会式・プラクティス編

[ イタリア/アブルッツォ州 カンプリ ラゴ・ヴェッキオ・ムッリーノ ]

第5回 “Trout Area” 世界選手権 の舞台はイタリア中部にあるアブルッツォ州 Campli の Lago Vecchio Mulino(ラゴ・ヴェッキオ・ムッリーノ)。

今大会も前回と同様に18カ国の選手が参加。

開会式、公式プラクテティス、大会DA Y1、DAY2の4日間にわたる全日程。

公式プラ前日の夕刻から始まる開会式。

全参加国の選手はもちろん、控え選手やコーチ陣などおそらく総勢200名程度が各国の国旗と誇りを掲げこの開会式に参加。

1カ国ずつ壇上に上がり、各国の紹介と国歌斉唱が行われました。
とりわけ、海外で自分たちのために日本の国家が流れる瞬間は、国内では味わえない特別な感慨があります。

日本を代表してこの場に来ている、そう再認識する瞬間でした。

前日プラクティスの朝のポンドの様子。
山間部に位置し、気温や体感温度は日本の北関東の山間部のエリアと同程度。
冷え込みが厳しい時には氷点下にもなるが今回の旅ではそこまでは気温が下がらず、日中は過ごしやすい天候が多かった。

今回の会場となる釣り場で最も印象的だったのがポンドの水の色。
例えるならブルーステイン。

ローライト時には日本ではあまり見たことがないみずいろ系の水質にささ濁り。

あとで振り返るとこの水質が特にスプーンのヒットカラーについてかなり大きく影響していたと感じました。

放流は全て前日放流のみ。
公式プラの前日にももちろん放流がある。
サイズ感は20〜25センチ程度の日本では最もトーナメントシーンで馴染みの多いサイズが放流時には大量に放流されていた。

放流魚狙いからスタートした公式プラクティス。

エステルライン0.4号を組み合わせたタックルにAstrar2.4gのオレンジゴールド系(狩り神様)からスタート。

スタート直後から感じた違和感。

釣れるけどバレる、乗らないバイトが多い・・・

この時点でタックルチェンジ。

ある程度深場まで探れ、1g以下から2g台のスプーンまで使うことができるロッド“DainsleiF WILD SENSE 6’2L -F”

今年の夏前に発売してからフロロカーボン1.5LB(TORAYトラウトリアルファイターフロロ)を組み合わせてバチバチに活躍してくれているセッティング。

このタックルに持ち替えた途端にバイトの感じ方がマイルドになり、リリーサーがないとリリースに時間がかかってしまうような深いバイトを得られるようになり今大会のスプーニングメインロッドに決定。

スプーンはAstrar2.4g、Scheila1.5g Hi-Burst1.3g Shynon0.7g  Shynon1.1g

プラグはJUJU Li-worm nano

表層からボトムまでこれらのルアーへの好感触を得ながら、公式プラクティスを終える。

[ ITEM ]

RODS: DainsleiF WILD SENSE 6’2L-F
REEL: SF2000
LINE: Fluoro 1.5LB
SPOONS: Astrar2.4g / Scheila1.5g / Hi-Burst1.3g /  Shynon0.7g / Shynon1.1g
HARDBAITS: JUJU / Li-worm nano

 

[ INFO ]

季節/天候: 11月中旬/曇りのち晴れ
気温/3〜10℃程度
釣果: ニジマス

[ ANGLER ]

荒川 通

Arakawa Toru