ハイバースト2.0gは、<br>なぜ生まれたのか。

ハイバースト2.0gは、
なぜ生まれたのか。

 

ハイバーストに、新たなウエイトが加わる。

2.4gと1.6gの間に位置する2.0g。

 

 

この記事を最後までご覧いただければ、

ハイバースト2.0gが生まれた理由を、

その想いが込められたこだわりの仕様を、

そして、それが単に中間を埋めるためのウエイトでは無いことを、

感じていただけるのではないだろうか。

 

 

開発のきっかけとなったのは、フィールドアングラー 安島裕仁が、

実戦で感じていた「もっと細かく、魚に合わせたい」という必要性だった。

フィールドアングラー 安島裕仁

 

 

基準となるウエイト

ハイバーストは、1.6gから開発が始まった。

 

1.6gはベーシックな重量帯であり、

特にハイバーストの1.6gは、

スピード幅の広さや、キレのあるウォブンロール、

スライド表現などのアクションの変化や、

強弱のコントロール性能の高さから、幅広い状況へ対応しやすい。

 

ハイバーストシリーズにおける、

無くてはならない基準のウエイトとなっている。

HI BURST 1.6g

実際のフィールドでは、魚の活性や距離、

その時に求めるスピードやアピールによって、使うウエイトは変化していくが、

特に放流直後などの、魚の活性が高い状況では2.4gが活躍する。

 

そこから魚の反応が変化していく中で、

1.6gへとつないでいくのが、ひとつのセオリーであり、

安島が実戦で多用してきたのも、この2.4gと1.6gだった。

HI BURST 2.4g 1.6g

 

 

あいだに欲しかったもう一手

2.4gから1.6g。

このローテーションには0.8gのウエイト差がある。

 

既存の1.8gも2.4gと1.6gをつなぐ選択肢のひとつだが、

形状やアクションの質、得意とする状況は2.0gとは異なる。

その違いについては、また別の機会に詳しく紹介したい。

 

 

魚の反応が明確に変わっていれば、

2.4gから、一気に1.6gへ切り替えることもできる。

一方で実戦では、2.4gへの反応が少し落ち着いたものの、

まだ1.6gまで落とすほどではないと感じる時がある。

 

シルエットのアピール力は残しつつも、

アクションの質を繋げながらスピードを落とす選択がほしい。

――そんな場面が多々ある。

 

特に近年では、

放流直後であっても魚の活性が一様に高いとは限らない。

 

活性が入り乱れていたり、

放流魚がバイトに至るまでのスイッチが入り難かったりと、

活性がまばらな状態から始まる場面も見られるため、

初手からでも、ほんの少しだけウエイトを抑えたい時がある。

 

そこで安島が求めたのが、2.0gという選択肢だった。

HI BURST 2.0g

 

2.4g → 2.0g → 1.6g。

その一段が加わることで、魚の活性により細かく合わせられる。

 

大きく状況を変えるのではなく、

今ある反応をしっかり見極めながら、次の一手へスムーズにつなぐ。

フィールドアングラー 安島裕仁

虹鱒とHI BURST 2.0g AJMカラー

 

ハイバースト2.0gは、そんな実戦での必要性から開発が始まった。

 

 

放流の初手にも使える2.0g

2.0gの役割は、ウエイト間をつなぐことだけではない。

魚の活性によっては、放流直後から2.0gを選ぶことも想定している。

 

放流といえば、スプーンを高速で猛追するような

超高活性な魚を思い浮かべるが、

現実は、その超高活性な魚だけではないからだ。

 

すでに池にいる魚の状態、放流された魚のコンディション、

その日の天候や水の状況などによって、

スタート時点の反応にも大きな違いが生まれる。

 

 

そんなとき、初手を2.4gと決めるのではなく、

魚の反応を見て、2.0gから入ることも想定している。

そして反応に応じて2.4gへ上げることも、1.6gへ下げることもできる。

 

魚の活性を見極め、

スピードやアクションをしっかりと合わせることで、

良いバイトを得られる可能性を高める。

 

「今の魚に何を合わせるか」という選択を、

緻密に組み立てられるようになる。

虹鱒とHI BURST 2.0g

こだわりの仕様

必要だったのは、2.0gという重さだけではない。

求めたのは、その活性帯の魚に合わせるためのアクション。

 

ハイバースト2.0gは、

2.4gと同じ30mmシルエットを維持しながら、板厚は1.6gと同じ。

さらにカップの深さや、ヘッドの微細な角度を、

2.0gへフィットさせた独自形状に調整している。

 

この安島のイメージするアクション=形状を再現するため、

菊地の手によって、繊細な調整を要するプロト製作と、

安島と開発スタッフとでのテストが、幾度となく行われた。

 

 

2.4gと1.6gの間をスムーズにつなぐため、

水押しが強くなりすぎないようバランスを整える。

テール側を軽量化することで、軽快なピッチでアピールしながら、

状況の変化へ細かく対応できるアクションを目指した。

HI BURST 1.6g 2.0g 2.4g

 

また、ハイバーストシリーズが持つ、スローリトリーブでもしっかり泳ぎ、

スローに引いた際にはスライドが入りやすい特性も受け継いでいる。

 

そのうえで2.0gは、

2.4gのシルエットと1.6gのアクションの質を融合し、

2.0gが担う活性帯へ合わせてアクションバランスを作り込んだ。

HI BURST 2.0g スイムイメージ

さらに、リングにも2.0gならではのセッティングを採用。

 

2.4gと1.6gが#0リングを使用するのに対し、

2.0gではシャイラナノなどのマイクロスプーンにも採用されている

#000リングを使用している。

 

リングを小さくすることで

軽快なピッチを際立たせるとともに、フックの可動域も狭くする。

フッキングの刹那的な間でさえも短縮させる意図があるのだ。

 

それらの緻密な働きが、2.0gに反応する活性の魚からのバイトに

合わせやすいセッティングとなっている。

HI BURST2.4g 2.0g リングサイズの違い

つまり、2.4gを単純に軽くしたモデルでも、1.6gを重くしたモデルでもない。

 

2.0gが担う役割に合わせて、

形状・アクション・リングまでこだわり抜いた、新しいハイバースト。

 

そこに、このモデルを追加する意味がある。

 

 

チャンスを増やす

実戦では、一本の差が結果を大きく左右する。

魚の反応が変化したときに、次の一手をどこまで選べるか。

 

2.4gから1.6gへ移る間に、もしくは初手から取り入れる時に、

2.0gという選択肢が加わることで、

ハイバーストのローテーションはさらに緻密になる。

HI BURST 2.0gを追加したイメージ図

2.4gと1.6gだけでは合わせ切れなかった魚の活性に対して、

2.0gが加わることで、アプローチできる幅を広げ、

バイトを誘発し、取りこぼしを減らす。

反応を得られるチャンスを増やすのだ。

 

 

フィールドアングラー 安島裕仁が実戦で感じた必要性を、

ルアークリエイターである菊地栄一が形にしたハイバースト2.0g。

 

放流の初手から、2.4gと1.6gをつなぐローテーションまで。

 

魚の状態に寄り添い、

チャンスを増やしながら攻め続けるための、新たな一手が加わる。

HI BURST 2.0g

 

 

ハイバーストシリーズには、ウエイトの違いだけでは語り切れない、

それぞれ異なる役割や得意な使い方がある。

今後、ハイバースト全ウエイトの特徴と使い分けを掘り下げる特集や、

2.0gの誕生によってさらに広がったハイバーストのローテーションを、

公式WEB SITEで紹介していく予定です。