ValkeIN Cup Italy 2026 Final<br>現地レポート

ValkeIN Cup Italy 2026 Final
現地レポート

ValkeIN Cup Italy 2026 Finalの模様を、Pro Angler Pasqualeが現地よりレポート。

2026年5月10日、イタリア・ウンブリア州グアルド・タディーノに位置するLake La Sciola 2にて、「ValkeIN Cup Italy 2026 Final」が開催されました。

Lake La Sciola 2は、ペルージャからほど近く、ローマから車で約2時間の場所にあるフィールドです。

今回の大会は、日本で開催されるValkeIN Super Cupへの出場権をかけた、イタリア代表を決める重要な一戦となりました。

前日の土曜日は、湖のテストを行うには最適な天候でしたが、大会当日は一転し、競技中はほぼ一日中、強い雨が降り続く厳しいコンディションとなりました。

それでも、参加した63名のアングラーは誰一人として集中力を切らすことなく、最後まで熱い戦いを繰り広げました。
日本への切符をかけた決勝戦という目標は大きく、各エリアで競技に向き合う選手たちの強い気持ちが感じられる大会となりました。

会場では、Maniac’s Pro Shopによる限定カラーも販売され、参加者から大きな注目を集めました。
その人気は非常に高く、イベント開始からわずかな時間で完売となりました。

大会序盤は、Hi Burst 2.4gやAstrar 2.4gといったスプーンを使用する選手が多く見られました。
その後、Black Blast 1.8gやScheila 1.8gなど、少しウエイトを落としたスプーンへ移行する展開もありましたが、この時間帯は長くは続きませんでした。

前日のプレッシャーもあり、魚はすでにかなりセレクティブな状態。
ルアーへの反応はシビアで、マイクロスプーンだけでは安定した釣果を出し続けることが難しい状況でした。

その中で大きな差を生んだのが、Kuga NanoのFモデルとSモデル、Valcyanom 1.8g / 2.8g、そしてHaze DDでした。特に新色のArakawa Limited Colorでは、ARK1とARK3が非常に高い反応を見せていました。

序盤の高活性な魚をキャッチした後は、すぐにハードベイトへ切り替える判断が重要になりました。
表層では、Kuga Nano Sがこの日の主役となります。

ロッドを高く構え、非常にゆっくりと一定速度で巻き続けるアプローチが効果的でした。
カラーは、透明感のあるものやナチュラル系が好反応。
特にC064、C045、C222、C237がよく使われていました。

その後、一定巻きの反応が少しずつ薄れてくると、Kuga Nano Fの出番となりました。

ストップ&ゴーや、短いロッドワークを交えたリトリーブで、表層でもがく虫のような動きを演出。
このアプローチが、大会の多くの時間帯で最も効果的なパターンとなりました。

ここでも透明感のあるカラーが強く、中でもC064は特に安定した反応を見せていました。

一部の時間帯では、魚が少しレンジを下げる場面もありました。そのタイミングでは、Haze Nano SSやHaze Nano Fを速めの一定巻きで使用する選手も見られました。この場合、M179やM094といったカラーが人気を集めていました。

予選ラウンド終盤には、再びボトム付近を意識した釣りへ展開が移ります。
Shine Ride NanoのM259、C255、そしてValcyanom 1.8g / 2.8gのナチュラルカラーが使用されました。

Valcyanomでは、C205、C175、C266といった、ブラウン系を中心とした自然なカラーが効果的でした。

予選ラウンド終了後、短い休憩を挟み、10分間の準決勝が3ラウンド行われました。
63名の参加者のうち、準決勝へ進出したのは21名。
そこから決勝へ進むことができたのは、わずか7名でした。

準決勝では、湖の一部でHi Burst 0.5gやServant 0.7gといったマイクロスプーンを非常にゆっくり巻く展開も見られました。しかし、ここでも中心となったのはKuga Nanoでした。

ストップ&ゴー、または短いロッド操作を交えたリトリーブが安定しており、エリアによってはValcyanom 1.8gも効果を発揮しました。

ルアー選択は非常に難しい状況でした。
しかし、勝ち上がった選手たちに共通していたのは、必要以上にルアーを変えすぎないことでした。

状況に合わせて大きく迷うのではなく、反応のあるルアーを信じ、リトリーブやロッド操作、タックルセッティングをラウンドごとに少しずつ調整していく。
その精度を高められた選手が、厳しいラウンドを勝ち抜いていきました。

決勝では、雨がさらに強まりました。
多くの選手が状況の大きな変化を予想しましたが、Lake La Sciola 2の魚は最後までしっかりと反応してくれました。

優勝は、Lorenzo Arenare選手。
Kuga Nano F C064を使用し、短いロッド操作を交えたアプローチで13尾をキャッチ。
厳しい天候と高いプレッシャーの中、見事ValkeIN Cup Italy 2026 Finalを制しました。

2位はMax Grossi選手、10尾。
3位はPier Paolo Vaschetti選手、9尾。

ValkeIN Cup Italy 2026 Finalの表彰台は、以下の結果となりました。

1位 Lorenzo Arenare
2位 Max Grossi
3位 Pier Paolo Vaschetti

参加されたすべてのアングラーの皆様、本当におめでとうございます。
そして、素晴らしい戦いをありがとうございました。

私自身は準決勝で大会を終えることとなりましたが、全力を尽くすことができたこと、そして友人たちが勝ち上がる姿を見ることができたことを、とても嬉しく思います。

このような素晴らしいイベントを開催し続ける機会を与えてくれるValkeINに、心から感謝します。
そして、常に革新的で高品質なルアーを届けてくれるValkeINに、改めて感謝いたします。

また、この大会を実現し、素晴らしいイベントと製品で私たちを楽しませてくれるAnglerMania Italiaにも深く感謝します。

次のValkeINイベントで、また皆様とお会いできることを楽しみにしています。

9月からは、次回ValkeIN Cup Italiaへ向けた予選がスタートします。
ぜひ皆様のご参加をお待ちしております。
この機会をどうぞお見逃しなく。

[ ANGLER ]