TSURIBORI Mito Minami, Ibaraki
視覚で組み立てる釣り
レンジを固定する選択。
[ 日本 / 茨城県 / TSURIBORI水戸南 ]
皆さん、こんにちは。
ヴァルケインフィールドアングラーの大森です。
今回は、北関東自動車道水戸南ICから車で3分の場所に位置する、「TSURIBORI水戸南」さんにお邪魔しました。
場内には6つの池があり、ブラックバスとトラウトフィッシングが同時に楽しめるエリアとして、2025年にリニューアルオープンしました。
天気は晴れ、朝の気温は4度前後でしたがこの日の最高気温は14度。
ポジションは6号池の南側中央。
前身である「水戸南フィッシングエリア」時代はマッディ寄りのポンドでしたが、この日は手前5m程度までボトムが見えるほどクリア。
水深は一番深いところで2m弱のすり鉢状です。
流れ込みは、中央の足元に1か所、左右の端部にもう1か所ずつあり、手前から沖に向かって水の流れができています。
流れ込み付近のニジマスは上流である手前方向を向いて居着いているようでした。
手前のニジマスは池全体に散らばっていましたが、沖のライズは中央寄りの方がやや多く見受けられたため、中央の流れ込み付近にポジションを取りました。
また、水中には葦(アシ)の枯れ葉が漂っており、ルアーの動きに影響を与える可能性があると感じました。
こうした状況も含めて、フィールドの変化を捉えながら釣りを組み立てていくこと自体を楽しみたいと思いました。
池全体でライズしているニジマスが多く、表層を意識していることがすぐにわかりました。
また、池がクリアになり、水中にアシの枯れ葉が漂っているのが見えたので、スプーンを沈めたときに上手く巻けないだろうなと感じました。
いつもはスプーンでサーチし、反応のよいレンジを見つけるところから始めますが、今回は、あえてレンジを表層に固定して、アイテムを変えながら攻略することにしました。
ライズという明確な視覚情報があったこと、そして中層のスプーニングでは枯れ葉の影響を受けやすく効率が落ちると判断したことが、この選択の理由です。
使用したのはハイバースト1.6g、カラーは「AJM1」。
私のパイロットルアーです。
表層から少しずつカウントを取りながら巻いてくると大体1mくらいのところでヒット。
続けて同レンジを狙いますが、やはりアシの枯れ葉が針に引っ掛かります。
サーヴァントスピア1.1gに変えて表層を巻いてくると小さなアタリはありますがヒットにはつながりません。
ここで、表層攻略の秘密兵器「スウェーバーS」を投入。
このアイテムを選択した理由は、
1 シンキングなので、レンジを刻むことができること
2 巻き速度の許容範囲が広いこと
3 独自のスラロームアクションが喰い渋るニジマスを刺激すること
カラーはレッドグローの入った「ジュエルショコラ」を選択。
着水からロッドを立て、ハンドル1回転1秒のペースで巻いてくると触りはありますが、明確なバイトには至りません。
次はハンドル1回転2秒のペースに変えて巻いてくると、
ガツっという強いバイトとともにロッドティップが気持ちよく入りこみます。
数匹釣っていると、日が昇るにつれて、だんだんと表層のライズが減っていきました。
そこで、今度はカウントを2秒ほどとり、ハンドル2回転のあとに1秒ほど間を置くSTOP&GOに変えます。カラーは「フライングアーミー」。
するとグッというバイト。
先ほどまではテールのフックに掛かっていたニジマスが、今回はベリーのフックに掛かっています。
ベリーのフックに掛かるということは、ニジマスがルアーの下から突き上げている状況なので、この時点で、表層にいたニジマスが少しずつレンジを下げていると考えました。
朝は表層に強い反応があり、日が昇るにつれて中層~ボトムへとレンジがシフトしていく流れでした。
太陽が完全に顔をだすと、朝は見えなかった池の様子が見えてきます。
ライズしていたニジマスが、おそらく30cmから50cm程度のレンジに下がったことは感じ取れていましたが、池の中層~ボトム付近を泳いでいるニジマスがたくさん見えます。
問題は、レンジが下がれば下がるほどアシの枯れ葉に邪魔されやすいということです。
そこで選んだのがヴァルキャノン2.8g。
理由は、バイブレーションなのでほかのルアーよりも動きが邪魔されにくく、枯れ葉が引っ掛かった場合でも強めのフリップで払うことができるからです。
カラーは「ハンターオリーブ」。
着底からリフト&フォールで動かしますが、気を付けるべきは毎回きちんと着底させること。
着底のタイミングがもっともバイトにつながりやすい「間」になります。
1投のなかでのバイト数は今日一番。
しかし、なかなかフッキングに至りません。
数回繰り返して、ようやく1匹。
ここでの私の選択肢としては2つ。
ヴァルキャノン4.0gか1.8gか。
悩んだ末にヴァルキャノン1.8gを選択。
理由は2つ。
1つは、ルアーの重さを軽くすることで、より小さい動きでルアーを操作できるため、リフト&フォールで生じる糸ふけを最小限にとどめて、よりフッキングしやすくする狙い。
もう1つは、ルアーの重さを軽くすることで、ニジマスの口にルアーを残しやすくする狙いです。
今回は1.8gの選択が大正解。
2.8gと同カラーの「ハンターオリーブ」はもちろん。
「オリーブジャック」・「クロッカンクランキー」・「マットアーススプラッシュ」・「スプリットオーカーグロー」など、どれを投げても気持ちのいいバイトの連発でした。
今回は先に狙いたいレンジを固定してからアイテムを選択していく釣りを展開しました。
レンジを固定している分、アイテムの取捨選択が早まるので、正解に最短でたどり着ける一方で、レンジ攻略そのものができずに迷子になってしまう可能性もあります。
今回、攻略が成功した要因は、ルアーへの反応はもちろん、ライズの有無や、アシの枯れ葉など、クリアポンドならではの視覚的情報が得られやすかったことにあると思います。
見えている魚が必ずしも釣れるわけではない中で、視覚情報をどう判断に落とし込むか。その組み立て自体も楽しみの一つだと感じました。
- [ ITEM ]
RODS:DainsleiF 6’1UL-H Black Vespine
REEL:18 EXIST FC LT 2000S-P
LINE:ESTER 0.3
LEADER:Fluorocarbon 0.5
LURE:Swaver S / Valcyanom- [ INFO ]
季節/天候:3月上旬/晴れ
気温:14度
釣行時間:3時間- [ ANGLER ]
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Omori Takahiro