栃木県 大芦川F&Cフィールドヴィレッジ OFCカップ 第1戦 優勝!!
昨年末12月25日に栃木県 大芦川F&Cフィールドヴィレッジにて開催されたOFCカップ第1戦にてヴァルケインフィールドスタッフ安島 裕仁が見事優勝しました。
優勝のレポートが届いておりますのでどうぞよろしくお願い致します!!
スタッフの安島です。
先日栃木県大芦川F&Cにて行われました、OFCカップ第1戦に参加してきました。
大芦川F&Cさんは3mのボトムが見えるほどクリアウォーターで、魚の様子が目で確認出来ます。とても良く釣れ、大好きな釣り場の一つです。
特に釣りがブレ気味な時に訪れる事が多いです。
OFCカップには年に数回参加させて頂いていますが、参加者のレベルがとても高く、自身最高4位と簡単には勝たせて貰えません。
当日の気温は氷点下ととても寒く、ポンドはターンオーバーなのか若干の濁りが入っていました。
1回戦 4人2人抜け 川側林付近 後半組。
前半組の様子を見ながらプランを組み立てます。前日に放流された魚は良く釣れていましたが、当日は放流された魚は水に馴染んでいないのかあまり放流地点から動いていない印象でした。
後半組スタート前、ローテーション後にも放流が入ります。
ハイバースト2.4gでスタートしましたが、速度が合わず釣る事が出来ず出遅れてしまいました。
ハイバースト1.6gにチェンジしスピードを調整して2匹釣れましたが、タックルがあっていないのかバラシが多くイマイチ噛み合ってません。
残り数分になった所で大芦川さん鉄板のホライザードwiのボトムノックで1匹追加し前半が終了しました。
この時点でトップとは2匹差がついていましたが、対戦相手も苦戦している様です。
ローテーション後も放流が入り、幸先良く1匹釣れましたが後が続きません。
ハイバースト1.6gでレンジを見つけた所で、61LRev-A+低伸度フロロ0.4号から61LRev-A高伸度フロロ0.4号へチェンジし、魚がスプーンを長い時間咥えてから合わせる様にした所、バラシが減り、4匹追加して合計8匹で1位通過する事が出来ました。
タックルの使い分けの他にもカラー、誘い方にも肝がありましたので最後に書きます。
2回戦は3人2人抜け駐車場側放流口付近。
2回戦も放流が入ります。放流口が近いこともあり、高スコアが予想されます。
前半は5匹と振るわなかったものの、後半はハイバースト1.8gの金系のみで8匹釣る事ができ、1位通過する事が出来ました。
3回戦 3人1人抜け 川側林付近
放流はありません。
第1ローテは、スタート一投目からキャッチ!ハイバーストの1.6g→1.3g→0.8gのローテで4匹キャッチできました。
第2ローテは流石にタフってきており、スプーンでアタリが出せません。
浮いている魚が見えたので、クーガを試すと連続で3匹キャッチ!2位と差を広げる事に成功。
第3ローテは余裕ができた為、いろいろなパターンを探った所、サークル1.5gのボトムズル引きに反応がいい事がわかりました。
結果2匹追加して9匹で決勝トーナメントに進出!
準々決勝 川側林付近 1対1
ここでも前後半放流が入りましたが、放流直後の魚をキャッチする事が出来ませんでした。3回戦と同じ場所の為自分の魚を釣りきってしまったのか魚からの反応が極めて薄い状況です。
ここで活躍したのが3回戦で見つけていたサークル1.5g!
前後半残り3分から61LRev-A+エステル0.3号+サークル1.5gのボトムのズル引きでなんとか絞りだし、残り3秒で逆転に成功!
準決勝 受付左側 1対1
放流はありませんが、使用していなかった釣り場ともあって魚が多い状況。
ハイバースト1.6gからスタートしますが、魚が追いつけないと判断し、サークル0.9gに変えスピードを落とし連続ヒット!その後ハイバースト0.5gで追加して前半を4匹差で折り返しました。
後半は対戦者が上手く釣りきっていた為、追加は出来ませんでしたが、なんとか2匹差で逃げ切り決勝へ進めました。
決勝 受付右側 1対1
この場所も1日使用していなかったなかった為、魚が多い状況。
初の決勝戦の為、展開が読めないので、決勝常連のプロスタッフ荒川氏、ADBテスター川上氏に魚のポジションのアドバイスを頂きました。
ハイバースト1.6gからスタートし、一投目からキャッチできましたが、スピードが合っていなかったので、即座にハイバースト1.3gへ変更し連続ヒットに成功。その後も表層0〜30cmはハイバースト0.8g、30cm〜80cmをハイバースト1.3gを使い分け、優勝する事が出来ました!
1日を通して、バラシが多発した時のタックルの修正と、アタリカラーのUV系とターニンググリーン等のオリーブにワンポイントが入ったカラーに反応が良かった事、速度を一瞬早くする様な誘い方に反応がいい事に1回戦から気付けた事が勝因かと思います。
高活性から中活性、低活性へと目まぐるしく変化して行くコンディションに対して、ハイバーストシリーズ1.8g、1.6g、1.3g、0.8g、0.5gで上手くアジャストする事が出来ました。
タフな状況下では、
ホライザードwiのボトムノック
クーガの表層引き
サークル1.5gのボトムズル引きが貴重な魚を連れて来てくれました。
肝となったのは、「タックルの使い分け」
この日主に使用したタックルは、以下3本
放流直後のバイトの速い魚に対しては、
1. 61ML(プロトタイプ)+低伸度フロロ0.4号
固めのタックルで、スプーンを咥えて手前に走る様な魚に対しては掛けに行き、反転する魚には初期掛かりしてから追い合わせをする様な展開で使用。
低弾性カーボンを使用した61MLは、じゃれつく様なバイトに対して、浅掛かりしてしまった魚の暴れを吸収し、バレを防ぎます。
まだプロト段階で修正箇所がありますので、納得いく物に仕上げていきたいと思います。
2. 61L Rev-A+低伸度フロロ0.4号
中活性のスプーニング
3. 61L Rev-A+高伸度フロロ0.4号
低活性のスプーニングで使用。
同じロッドをフロロカーボンの伸度の違いで2セット用意しました。
中活性〜低活性に移行して行くタイミングで、低伸度フロロカーボンは情報を組み立てるのに使用しました。
途中高伸度フロロカーボンに持ち替え、情報量は下がるが、より長くスプーンを咥え、より口の奥に針掛かりする様に変更しキャッチ率を上げました。
途中見失ったなと感じたら2.に戻したりを繰り返して使用しました。
61L Rev-A+エステル0.3号
タフコンディションに多様しているセッティングですが、大会当日はバラシが多発してしまった為、サーチ的な使用と、ボトムズル引きに使用しただけで当日はあまり使用はしなかったです。
フロロカーボンを選択した理由は、
冬場の魚は中層より下のレンジがメインになる事が多く、浮き上がりやすいハイバーストシリーズや、軽いスプーンでもレンジキープがしやすいからです。
浮き上がり易くアピールの高いハイバーストシリーズを、同じレンジの魚に長く見せ、バイトチャンスを増やせた事が優勝の鍵となったかと思います。
2月からはトラウトキング選手権エキスパートシリーズが始まります。
昨季は最終戦で転んでしまい、総合10位で終了してしまいました。
今季は目標にたどり着ける様レベルアップしていきたいと思います。
2月までに更に精度を高めて、1年の総括となるトラウトキング選手権エキスパートシリーズも、良い結果を残せる様に頑張りたいと思います。