Newロッド 6’1L Rev-A 安島モデル レポート!!by 安島祐仁!!!
フィールドスタッフの安島です。
今回発売になりました、DainsleiF6’1L Rev-Aの説明をしたいと思います。
Rev-Aは6’1Lをベースに製作しました。
私は長年6’1Lを使用してきました。使用してきた中で、よりスプーニングに特化させたいと感じ、今回安島モデルとして製作に至りました。
6’1Lとの相違点としては、
1.ベリー部の強化
理由としては、6’1Lを使用している際、魚がスプーンを長時間咥え反転する状況では申し分無いのですが、魚が高速でバイトしてくる様な状況ではベリー部の柔軟さが針先へのパワーの伝達を遅らせてしまい、上手くフッキングへ持ち込めない状況がありました。
Rev-Aは高速バイトとスローなバイトの混在する様な状況でも使用出来る様に、ブランクスを一から見直し、ベリー部に張りを加えました。
合わせのイメージとしては、ティップで魚に反転させて、ベリーの硬さで反転を止めてフッキングに持ち込むイメージです。
2.アンサンド
アンサンドにし、塗装を薄くした事で竿全体の張りが上がり、操作性が向上しました。
操作時は張りがありますが、負荷が掛かった時は6’1L譲りの柔軟なティップがしっかりと仕事をします。
また、ティップに張りを持たせた事で、シェイキングなど、自分で意図したアクションを入れる事が可能です。
3.ガイド
小口径のチタンガイドトルザイトリング、sicリングを採用しました。振り抜けの向上による飛距離アップと、リングが小さくなった事による操作性の向上、感度の向上に繋がりました。
エリアトラウトにおいて、感度が高く、ロッドからの情報量が多いと、釣りを組み立てる上で難しくなりがちです。
しかし情報の多さに慣れてくると、メインとなるパターンにより早く近づけ、またメインのパターンが崩壊しても他の情報を上手く組み立てることで、サブのパターンをより早く見つけ出すことが出来ると考えます。
バット部ガイドはφ25→φ20に変更し、バット部に張りを与えることで、フロロライン、エステルラインの使用時の、糸の収束を良くしトラブルの減少に繋げました。
4.グリップデザイン
竿を握った時に、より手へ収まりが良くなる様にフォア、リアにテーパーを加えました。竿の持ち方は人それぞれですが、私は中指にフォアグリップを乗せ、中指を支点にその他の指で支える様に持ちます。中指に竿を置いた時に竿が水平になる様バランスを整えました。指一本を支点に持てる事で、グリップを持つ力を少なくする事も、強く握ることも可能で、より多い状況にも対応出来る様になりました。
長々と特徴を書きましたが、簡単に纏めると、
柔軟なティップで魚を反転させ、強めのベリーで勝手にフッキングに持ち込む様な竿になってます。
感度も高く、状況をサーチするのに向いてます。
Rev-Aの硬さは、DainsleiFのラインナップの中だと、60GLと6’1Lの間に位置するかと思います。
私なりの6’1Lの使い分けですが、メインはRev-Aを使用し、バイト時に長い時間反転させたい時や、よりバットを曲げてランディングしたい時に61Lに持ち変えてます。
ラインセッティングですが、6’1L同様にどのラインとも相性が良いと考えてます。
私の使い分けは、
ナイロンライン-レンジを切ってくるスプーニング、プラグ全般
フロロライン-レンジキープを意識したスプーニング
エステルライン-ショートバイト時、ボトム付近のスプーニング
PEライン-ボトムバンプ、シュバーンシャッド等ラインテンションを巻き取る様な釣りで使用しています。
以上になりますが、ロッドは文章では伝わり難い部分が多いと思いますので、是非店頭やイベントで手にとって振って頂けたらと思います。
一人でも多く共感して頂けたら幸いですが、釣りのスタイルは一人ひとり異なると思いますので、自分のスタイルに合った用途で使用して頂けたらと思います。
以上よろしくお願いします。