“DainsleiF Black Vespine 6'1L-H”徹底解説レポート!!



【ロッドレビュー】掛ける釣りを極める!BlackVespine 6'1L-Hの魅力とは?
こんにちは、プロスタッフの赤羽根です。
今回は、僕のトラウトフィッシングにおけるメインロッド、BlackVespine 6'1L-Hについてご紹介します。
このロッドは、単なるタックルではなく、僕の釣りそのものの“思想”を体現する存在でもあります。
そもそも「掛ける釣り」とは?
「掛ける釣り」とは、魚の反応を待つのではなく、自らの判断と操作によってフッキングまで持ち込むスタイルのことです。
言わばマニュアル車を自在に操るような、意志ある操作が快感になる釣り方です。
ルアーを自らの意思で動かし、バイトの一瞬を見極めて、迷わずアワセを叩き込む。
その瞬間こそが、「釣れた」ではなく「釣った」という実感をもたらしてくれます。
BlackVespineシリーズとは?
BlackVespineは、そんな「掛ける釣り」を突き詰めた専用ロッドシリーズです。
現在、以下の4モデルがラインナップされています。
モデル名 | 特徴 | 主な用途 |
6'1ML-H | 張りとトルクのパワー型 | ハイウェイトスプーン〜フルサイズクランク |
6'1L-H(今回紹介) | 繊細さと操作性を両立 | 幅広いスプーン操作とアワセ重視 |
6'1UL-H | シリーズ最高感度 掛けられるUL | ルアー保持時間と細いライン対応 |
6'3ML-H | 唯一のファーストテーパー設計 | 低伸度ラインと操作系プラグ対応 |
いずれのモデルにも「H(Hard)」の表記があり、高感度・高反発・高操作性をテーマに設計されています。
6'1L-Hの立ち位置と使いどころ
このモデル最大の特徴は、軽量からハイウエイトスプーンを意図的に操作し、掛けのタイミングを逃さない性能にあります。
- マイクロからハイウエイトスプーンまで幅広く対応
- シビアな状況でも、繊細な操作と明確なアワセが可能
- 細いラインでも主導権を渡さないリフト力を備える
たとえば、
- 6'1UL-Hでは柔らかすぎて掛けが遅れる場面
- 6'1ML-Hでは張りすぎて弾いてしまう状況
そんな繊細かつシビアな場面で真価を発揮するのが、この6'1L-Hです。
まさにシリーズの基準となる一本。
唯一無二のガイドセッティングに注目
このロッドの性能を語る上で欠かせないのが、KガイドとATガイドを組み合わせた7ガイドセッティングです。


- Kガイド(バット部):ライン収束を抑えて飛距離アップ
- ATガイド(ティップ部):点荷重によるブランク本来のしなりを実現
- ガイド数減と軽量化:アクションに止まりが出て、キレが向上
この張り、この軽さ、このレスポンス。すべてはガイドセッティングから来ていると感じるはずです。
使い込むほどに、この設計の意図が体に染み込んでいきます。
実釣インプレッション
スプーニングにおいてルアーのレンジ、スピード、角度を自在に操り、狙って掛けていける楽しさは格別で、「釣った感」が明確に得られます。
そしてバイトが極端に浅い場面でも、違和感レベルのアタリを感じてアワセにいけます。
ベリーの張りで素早くフックアップし、そのままスムーズに魚をいなせます。
ただし、魚のルアー保持時間は短めなので、アワセのタイミングはシビアです。
ここが「掛ける」釣りの醍醐味でもあります。
おすすめラインセッティング
ラインタイプ | 太さ | 特徴 |
ナイロン | 2.5ポンド | 基準でオールラウンド仕様 |
エステル + フロロリーダー | 0.3〜0.4号 + 0.6号 | 感度と瞬時の掛けに特化 |
ラインセッティングを変えることで、アプローチの幅が広がるのもこのロッドの魅力です。
試投も可能です
「掛ける釣りって難しそう。でも気になる」
そんな方へ。
現在、アルクスポンド宇都宮と焼津の両釣り場にて試投可能です。
実際に触れて、キャストして、バイトを掛けてみてください。
このロッドの真価は実釣の中でこそ体感できます。
まとめ:BlackVespine 6'1L-Hはこんな人におすすめ
- 掛ける釣りを本格的に始めたい中級者から上級者
- 繊細なスプーニングを行いたい方
- 自分の操作で釣るマニュアル感を求める方
- 感度、軽さ、操作性を高次元で求める方
「釣れた」じゃなく、「釣った」
その感動を味わいたい方は、ぜひBlackVespine 6'1L-Hを手に取ってみてください。