二つの動きで釣り分ける!!ニュースタイルクランク!ホライザード! 開発とちょっと釣果報告 菊地

さて発売して半年が経ったリミッドレスエリアシリーズ。
各地での釣果報告なども多数いただけるようになりました。
今回はシリーズの中でも初めての試みである2タイプアクション ホライザードLi&Wiについての開発レポート&釣果報告です!
 
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まずホライザードですが基本ディープタイプのセッティングになっています。
なぜはじめにディープタイプに着手したかというと、エリアでのクランキングはクランク自体の潜る強さ・潜行角度とそのボディーが持つ浮力を利用してレンジをコントロールしなければなりません。そのクランク自体が持つ基本スペックによって探れないレンジや出せないスピード感などが存在してしまいます。実際のところスプーンのように細かいレンジコントロールというよりそのレンジのベクトルは少し大きいものになります。使い込んでその感覚は養われていくと思いますが、使っているタックルも違えばリトリーブスピードの感覚も千差万別な状況の中、自分の認識が他のアングラーと違っていると大きな釣果の差に繋がることも多いのも事実です。
そこではじめにボトム付近をサーチ出来るディープタイプにすることによりボトムにタッチしている・していないという明確な感覚をつかむことで浮力やスピード感早くつかめることができます。それによってこのくらい止めたらどのくらい浮くのか?このくらい巻いたらどのくらい潜るのか?という基本がわかりやすいのもディープタイプの長所と考えています。
 
そして今回それを踏まえた上でホライザードに求めたことは大きく3つあります!それは・・・
・安定した飛距離
・動きの使い分け
・フッキング力
です。
まずは飛距離に関してですが、基本的にリップが大きく張り出しているので飛距離が安定しない傾向があります。そこでボディー自体に安定したウエイトバランスを持たせることによりその安定化を図りました。飛距離が安定して出ることにより、しっかりと狙った場所にアプローチができますし沖の攻略の幅も広がります。その為、ボディー自体も少し大き目の設計となっています。(私的には最近リリースしたハイバースト3、6gを見てもらうとわかると思いますが大きいとニジマスが食わないという概念が寛容なのでまだホライザードも大きい内には入りません・・・笑  ルアーの大きさとトラウトの食いの違いとかの話はまた別の機会に・・・笑)
ボディーを大きめに設定したのは飛距離のためだけではなく、2番目の動きの使い分けを実現させるためでもあります。
元々私自身スプーンの制作に長く携わってきたので、クランクもスプーン同様に動きの違いでの食わせ方を求めました。同サイズのボディーで2タイプのアクションを実現させることにより同じ状況下でのアプローチの手数が倍以上に増えていきます。そのアクションを明確にするためのワイドボディー設計でもあるのです。
今回のリリースしているLiとWiの違いとしては
Li  タイトロールアクション・・・動きは弱め スピード領域は広い
Wi  ウォブンロールアクション・・・動きは強め スピード領域は狭い
となっています。この二つを使い分けることにより探れるパターンは無数に広がります。
スプーン同様に動き自体が重要な状況もあればスピード感(ハイスピード=ハイアピール)が重要な時もあります。
 
 
そして最後に・・・フッキング力!!と言いたいところですが余り堅苦しい内容ばかりでもいけないのでフッキング力の話は次回にしてここからはホライザードでの釣果報告と行きます!!笑
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釣り場はいつもお世話になっている静岡県 焼津市にあるフィッシングリゾートジュネスさん。
お昼前から4時間弱の釣行でした。
スプーンである程度探った後にホライザードでアプローチ。
初めはLiの早めのリトリーブから一投目からバイトがありカラーを変えつつ8本。
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ですが徐々にバイトが少なくなってきたのでWiにに変更!
スピード感はLiの感じを残してかなり早めのリトリーブからスタート!
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これがバッチリハマってカラーを変えながら15本追加。
そこからまたバイトの仕方が変わったので今度はLiのデッドスローで狙って10本追加。
全体的に活性は高かったように思いますが、Liのバイトを基準にバイトの違いにより違うアクションへ流していくクランクのローテーションで繋げたよい釣行となりました。
こんな感じで動きの違いを使い分けて楽しんでもらえたらと思います!
飛距離もしっかりしているので初心者の方にも使いやすさ抜群です!是非ホライザードで楽しんでみてください!
 
菊地