第4回エリアトラウト世界選手権 個人&チームW優勝 ウィニングパターン紹介!!
すでに速報としてご報告させていただきましたがブルガリアVeliko Tarnovo(ヴェリコ タルノボ)で開催されました第4回エリアトラウト世界選手権にプロスタッフ荒川が参加しチーム、個人ともに優勝致しました。
優勝レポートが入っておりますのでご紹介させていただきます。
皆さんこんにちは。
ヴァルケインプロスタッフの荒川です。
やりました!!世界一取りました!!
大変多くの応援ありがとうございました。
改めて大会のご報告並びにウィニングパターンをご紹介させていただきます。
移動的には羽田→イスタンブール→ブルガリアソフィア空港→Veliko Tarnovo→Kapinovoという感じで出発から約30時間の移動を経て滞在先のホテルに到着!!
今回の世界大会のスケジュール的にはこんな感じです。
11月13日 オープニングセレモニー
11月14日 公式プラクティス(09:00~14:00)
11月15日 大会DAY1(09:00~16:30)
11月16日 大会DAY2(09:00~16:30)
まずオープニングセレモニーですがスケールが半端じゃないです!!
↑これもオープニングセレモニーの演出!!
滞在先の町はブルガリアの古都ということで大きなお城や雰囲気の良い街並みがとても印象的でした。
セレモニーではお城が音楽に同調してライトアップ!!
町全体で今大会を歓迎してくれているのが本当に感動的でした!!
というわけで迎えた公式プラクティス。
本番と同様にポンドを16分毎に(大会本番は8分ハーフの16分)、チーム全体でグルグルと移動。
トータルでポンド2~3週ほどするので池全体の状況把握が可能です。
初めての釣り場で↑このようにポンド全体を周れるのはとてもありがたかったです。
ここでポンド内の釣座の違いによる魚の密度や水深などを概ね把握大会本番に挑みました。
事前情報の池の規模感は85m×45m水深は1.7mとのことでしたが思っていたよりも浅く深いところで1mほど、浅いとこでは20~30センチ
大会初日、2日目ともに放流は前日放流のみとなり概ねスプーンが効くのが1試合目から2試合目まででその後は一気にプラグ展開にスローダウンする流れでした。
とは言えスプーンにアタックしてくる魚のバイトはとても素直。放流ファーストではわりと密度が濃いエリアではブラックブラスト1.8g、密度が薄く遠投して広範囲からバイトを拾う場合はアストラル2.4gが活躍しました。アプローチはボトム着底からの巻き上げで良いバイトが出ていました。
高活性魚スプーン使用時のタックル
ロッド:ダーインスレイヴ 新規荒川モデルプロトタイプ6’2
リール:18イグジストFC2000S-P(ダイワ)
ライン(メイン):リアルファイターポリエステル0.4号(TORAY)
ライン(リーダー):ショックリーダー スムーズロック® プラス0.6号(TORAY)
ハンドル:ファンネルカーボンハンドル42.5mm(REVIVE)
ルアー:Astrar2.4g、BlackBlast1.8g
その後、少しセレクティブになったタイミングで反応が良かったのがハイバースト1.3gのボトムトレース。カラーは紫電&HunnYともにmaniac’s様オリカラ。
そしていよいよメインパターンの紹介です。
今大会で本当に大活躍だったのがライオームナノです。
カラーは初日がM172フライングアーミー、2日目がM049マットメタルブラウン。
同じようなカラーですがよりアピールの強いマットメタルブラウンの方が二日目は反応が良かったです。
ただし正直言って、バイトをフッキングに持ち込む為に日本のフィールドのトラウトよりもかなり神経を使いました💦
極度のプレッシャーなのかなんなのか・・・バイトがあっても掛からない、バレるが連発してしまい
このライオームナノを使用する際に下記の3タックルを使い分けました。
①メインタックル
ロッド:ダーインスレイヴ オーバーブレイズ6’2ML-F
リール:22イグジストFC2000S-P(ダイワ)
ライン(メイン):リアルファイターポリエステル0.3号(TORAY)
ライン(リーダー):ショックリーダー スムーズロック® プラス0.6号(TORAY)
ハンドル:ファンネルカーボンハンドル42.5mm(REVIVE)
②近距離手前のショートバイト鬼乗せ仕様。
ロッド:ダーインスレイヴ オーバーブレイズ6’2ML-F
リール:22イグジストFC2000S-P(ダイワ)
ライン(メイン):トラウトリアルファイターナイロンスーパーソフト2.5LB(TORAY)
ハンドル:ファンネルカーボンハンドル42.5mm(REVIVE)
③沖のショートピッチボトムバンプ
ロッド:ダーインスレイヴ 6’1IS-SSL(1091EVAモデル)
リール:18イグジストFC2000S-P(ダイワ)
ライン(メイン):リアルファイターポリエステル0.4号(TORAY)
ライン(リーダー):ショックリーダー スムーズロック® プラス0.6号(TORAY)
ハンドル:ファンネルカーボンハンドル42.5mm(REVIVE)
ライオームナノの主な使い方はショートピッチのデジマキと同じくショートピッチのロッド操作によるボトムバンプ。
スピード感に関してはタイミングと釣座によって有効パターンが違っていましたがこういった様々なアプローチができるのもライオームナノのとても魅力的な部分のひとつです。
これらメイン、遠投用、超近距離用と3タックル使い分けましたが目からうろこなのは近距離用のナイロンタックルではないでしょうか??
これ、マジで助けられました。
エステルだとドンッでフッキングせずに終わってしまうバイトが、グググーッと気持ちよくフッキングしてくれます。
次にライオームナノが効かないタイミングで有効だったのがジュジュです。
カラーはかなり前にオリカラ販売させていただいた神楽&美鬼(おおつか伊勢崎店様オリジナルカラー)。
着水後にカウントを入れずにタダ巻きのみ。プラクティスの時は割と早巻きでも釣れていましたが大会当日はリールハンドル1回転4秒~5秒程度のデッドスロー漂わせリトリーブが◎!!
特筆すべきは日本の釣り場でもそうですが釣座によって魚影の差があるのは仕方無いことです。今大会でも多くの対戦がスコアレスドローで終わるかなり厳しいポンド角の釣座がありました。大会DAY2の中盤あたりでその釣座での対戦があり、何とその日そこでまだ誰も釣れていないとの事前情報・・・
1匹釣ればかなり勝利に近づけると思っていたので1投毎にアプローチやルアーを変えて挑むもノーバイト。前半終了し左右釣座を交代してのジュジュ1投目・・・手前でチェイスが見えました。この大会でチェイスが見えたのはこの時が初めてかも知れません。
2投目同じようにリトリーブしてくるとまたチェイス・・・今一歩距離が詰まらなかったので僅かに巻きスピードを上げるとナイスバイト!!このパターンでその日沈黙していた釣座で3匹釣り上げることができました!!
JUJU使用タックル
ロッド:ダーインスレイヴ コードグライガン6’1L-TS
リール:22イグジストFC2000S-P(ダイワ)
ライン(メイン):リアルファイターポリエステル0.3号(TORAY)
ライン(リーダー):ショックリーダー スムーズロック® プラス0.6号(TORAY)
ハンドル:ファンネルカーボンハンドル42.5mm(REVIVE)
というわけで釣座ごとにアイテムやタックルをシビアにチョイスしながら勝ち星を重ね、チームJAPAN優勝そして個人成績優勝という最高の結果を残すことができました。
各国の代表選手の皆さん、対戦ありがとうございました。
そしてともに戦い、ともに嬉し涙したチームJAPANの皆さん、応援いただきました世界中の皆様本当にありがとうございました。